• My Works, サントラ, 映画 2010.01.05 コメントは受け付けていません。

    die hard 4.0

     

    遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

    正月は日曜洋画劇場で『ダイ・ハード4.0』(07)を観てました。ブルース・ウィリスの
    吹替えは樋浦勉氏ではなく野沢那智氏。

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  • My Works, サントラ, 映画 2009.12.12 コメントは受け付けていません。

    the 4th kind

     

    この『フォース・カインド』(09)という映画、先月上旬に内覧試写を観に行った時には
    貰った資料に12/23(水)公開予定と書いてあったんですが、どうやら18日(金)に
    変更になったようですな。

    プレス資料の裏に「ネタバレになるような表現を使用されての(記事・宣伝の)ご掲載に
    関しましてはご配慮下さい」と書いてあるので、その言いつけを守るとなると、非常に
    紹介が困難な作品なんですよねー。でもまぁ、その辺に気をつけてあれこれ書いて
    みたいと思います。

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  • My Works, サントラ, 映画 2009.10.08 コメントは受け付けていません。

    fast and furious

     

    ・・・というわけで、本日は『ワイルド・スピードMAX』の音楽についてのお話です。
    音楽といっても、ここでご紹介するのはオリジナル・スコア。歌モノではありません。

     

    スコアの作曲を担当したのは、近年「アクション映画の音楽ならオレに任せろ!」ってな
    フィルモグラフィをモノにしてしまっている作曲家、ブライアン・タイラーです。

    前作『TOKYO DRIFT』(06)に続いての登板という事で、彼はこのシリーズで初めて連続
    登板を果たした作曲家という事になりました(1作目はBT、2作目はデヴィッド・アーノルド、
    3作目はタイラー・・・と、監督が代わる度に作曲家も毎回変わっていたのです)。

     『TOKYO DRIFT』のスコア盤リリースの時、ライナーノーツ用にタイラーさんにインタビュー
    したのですが、あの時は映画音楽家というよりロックバンドのあんちゃん的なノリでいろいろ
    語ってくれました。とはいえ、まぁ年に4、5本の映画音楽を担当する多忙な人だし、さすがに
    今回は忙しいだろうなーと思いつつ取材のアポを取ってみたら、意外とあっさりOKが出ました。
    素晴らしい。

     

    ・・・というわけで、今回も国内版スコア・アルバムのライナーノーツ用に「(音楽を担当する
    映画の)作品選びのポイント」、「ジャスティン・リン監督との出会い」、「タイラーが語る
    『ワイルド・スピードMAX』の音楽」・・・という感じでいろいろ語ってもらいました。

    例によって、詳しくはランブリング・レコーズからリリースになった国内盤をお買い求め頂いて、
    拙稿に目を通して頂ければと思います。こういう俗っぽい映画でも、結構いろいろ考えたり
    分析したりして作曲してるんだなーという事がよく分かるお話でした。

     しかも、インタビューから数週間後に「〆切りには間に合ったかな?」なーんて気を遣って
    くれるナイスガイっぷりも見せてくれました。こういう気遣いがとっても嬉しい今日この頃。

     

    さて今回のスコア。サウンド的には『TOKYO DRIFT』と同様、タイラーさんが演奏する
    ラウドなギター、ドラム、ベース、シンセサイザーにオーケストラを組み合わせたハード
    ロック調のスコアです。いわゆるアクション映画における「タイラー節」ってやつでしょうか。
    『TOKYO DRIFT』ではかなり鳴らしまくってましたが、今回もかなりイッちゃってます。

    一部で「『TOKYO DRIFT』との違いが分からん」という意見もありますが、よーく聴くと
    音楽のトーンが微妙に異なります。何と言っても、今回はスコアでも「笑い」の要素がない。
    前作のサントラだと、例えば”Hot Fuji”とか”Sumo”あたりのスコアは若干コミカルな要素が
    ありましたが、今回は全体的にシリアス仕様になってます。

     

    さらに今回はカーアクション・シーンで既製のヒップホップとかハードロックではなく、タイラー
    さんのスコアで盛り上げてくれるのがスコア・ファンとしては嬉しいところ。映画冒頭の
    タンクローリー襲撃シーンの”Landtrain”、道路封鎖なしのストリート・レース時の”Dom vs
    Brian”、メキシコ国境の隠しトンネル内を疾走するシーンの”Tunnel”など、タイラーさんの
    激アツ・スコアが炸裂。多分、本作がシリーズで一番スコア比率の高い作品なんじゃないかと
    思います(歌モノはパーティーのシーンとかで使ってます)。

     

    個人的には、アルバムの中でもイカレ系な感じの”Outta Sight”や”Fast and Furious”が
    ラウドかつノイジーでお気に入り。メロディーを堪能したい方はメインテーマをフィーチャーした
    “Suite”をどうぞ。78分近くスコアをCDに収録しているので、そういう意味でもお得な感じです。

     

    『ワイルド・スピードMAX』オリジナル・サウンドトラック・スコア
    音楽:ブライアン・タイラー
    品番:GNCE7061
    定価:2,625円

     

      

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  • サントラ, 映画 2009.09.29 コメントは受け付けていません。

     

    ワタクシはジュリア・ロバーツが苦手なので、劇場公開時はスルーしていたのですが、
    ま、DVDレンタルなら見てもいいかな、という事で『デュプリシティ』(09)を鑑賞。

    ジュリア嫌いの自分がなぜ本作を見るに至ったかというと、先日サントラ盤を購入した
    ところ、ジェームズ・ニュートン・ハワード(以下JNH)のスコアがイカす出来だったので、
    本編の方もどんな感じか見てみたくなったわけでございます。

     

    先にサントラの話からさせて頂きますと、まずレコーディング・メンバーが豪華すぎ。
    ギターのセルジオ&オダイル・アサド(通称「アサド兄弟」)、バンドネオンのマルセロ・
    ニシンマン、アップライト・ベースのマイク・ヴァレリオ、エレクトリック・ベースのエイブ・
    ラボリエルSr.、ドラムスのヴィニー・カリウータ、パーカッションのアレックス・アクーニャと
    ルイス・コンテなどなど、腕利きミュージシャンが大集合。オシャレなジャズ/フュージョン・
    サウンドを聴かせてくれてます。とりわけリズム隊が作り出す強力なグルーヴ感が最高。
    映画の冒頭、トイレタリー企業CEOのオッサン2人が取っ組み合いの大ゲンカを始める
    シーンの曲”War”で「この映画の音楽、何か違うぞ」と思わせてくれます。

    アサド兄弟の情熱的で程よい色気を含んだギターとか、哀愁のバンドネオン・ソロも
    ムード満点。元MI6とCIAの男と女が繰り広げる恋愛模様(=腹の探り合い?)を艶やか
    かつミステリアスに彩ります。JNHといえば生真面目かつ控えめな作曲家という印象が
    ありますが、今回は遊び心のある音楽を書いてます。『オーシャンズ』シリーズの
    デヴィッド・ホルムズとか、Gotan Projectあたりの音楽をイメージして頂けると分かり
    易いかと。このテの音楽が好きな方は要チェック。

     

    国内盤はランブリング・レコーズさんから発売中です(ワタクシが購入したのは輸入盤)。

     

    で、映画本編はといいますと、ひとことで言えば「産業スパイもの」って事になるでしょう。
    トイレタリー企業最大手B&R社の「画期的な新製品」の情報を横取りすべく、新興企業
    エクイクロム社が元MI6のレイ(クライヴ・オーウェン)と元CIAのクレア(ロバーツ)を
    スパイとして雇うのだけれども、この二人は過去に愛憎半ばの因縁があって、どうにも
    お互い信用できなくてさぁ大変、ってな感じのお話です。

    監督・脚本は『フィクサー』(07)のトニー・ギルロイ。劇中何度も騙し、騙されながら意外な
    結末にたどり着くタイプの物語なのですが、さすが脚本家出身のギルロイ監督。物語の
    進行はややこしいけれども、話の筋立てはきちんと整理されてます。ま、見ていて混乱
    する事はないでしょう。

     

    一般的にこういう「コン・ムービー」と呼ばれる映画(『スティング』(73)みたいな)は「まん
    まと騙される爽快感・面白さ」がポイントだったりするわけですが、本作のように「オレ
    (アタシ)が一番アタマがいいんだよ」と思っている自信満々の主人公が、最後の最後で
    見事に出し抜かれる様を傍で眺めるというのも、意外と楽しいという事が判明しました。

    『オーシャンズ』シリーズで、何となく集まったメンバーが、何となく作戦を立案して、何と
    なく実行に移してあっさり作戦が成功してしまう光景を見て「なんだかなぁ」と釈然としない
    気持ちになった自分などは、本作の苦いラストが結構ツボなのですがいかがでしょうか。
    現実なんてこんなものさ、みたいな虚無感がたまりません。

     

    キャストではエクイクロムのCEOを演じたポール・ジアマッティが出色。どう見ても大企業の
    CEOの器じゃない小物っぷりを巧く体現してます。特に物語終盤の株主総会のスピーチの
    シーンが最高。「絶対に大物になれない小悪党」のオーラ全開でしゃべりまります(必見)。

     

    余談ですが、ボウリング場の密会のシーンでWang Changの”Dance Hall Days”が
    流れてました。80年代洋楽ファンや「グランド・セフト・オート バイスシティ」のファンには
    おなじみの曲かと思いますが、懐かしいなー。

      

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  • My Works, サントラ, 映画 2009.09.15 コメントは受け付けていません。

     

    前回のブログで映画本編については大体ご紹介してしまったのですが、補足・・・と
    いうか小ネタを一点だけ。実はこの映画、ショーン・ペンが小さな役で出演していたの
    ですが、諸般の事情で出演シーンがまるまるカットされてしまったそうです。
    はてさて、一体どんなキャラクターを演じたのでしょうかねぇ。ちょっと気になります。

     

    ま、それはさておき、本日は『正義のゆくえ』の物語を彩る音楽について。

     

    本作のオリジナル・スコアはマーク・アイシャムが担当しています。『クラッシュ』(04)、
    『告発のとき』(07)、『帰らない日々』(07)など、このところ社会派ドラマの仕事が続いて
    おりますが、映画のジャンルはもちろん、音楽的にもクラシック、ジャズ、ロック、アンビ
    エントなどあらゆる様式に柔軟に対応出来る多才な人です。

    個人的に、学生時代に聴いた『ハートブルー』(91)のシンセ・スコアや『蜘蛛女』(94)の
    エレクトリック・ジャズの音楽に感銘を受けて以来アイシャムさんのファンだったので、
    今回のライナーノーツは楽しんでお仕事させて頂きました。念願叶って、アイシャム
    さんにインタビューまで出来ましたし。

     

    実は以前『告発のとき』のライナーノーツを担当する事になった時にも、アイシャムさん
    にはインタビューを試みたのですが、その時は先方のスケジュールの都合でうまく
    いきませんでした。しかし誠意ある交渉(単にしつこかっただけかもしれない)の結果、
    今回は二つ返事でOK。いろいろ話を聞かせてもらいました。いやー、いい人でよかった。
    大御所なのに全然気取ったところがないのです。

    輸入盤ではなく、あえて国内盤を買って下さる映画/サントラ・ファンのために、ブック
    レット用インタビューでは「群像劇の曲作りの面白さ」、「『正義のゆくえ』の作曲コンセ
    プト」、「映画の中で特に印象に残った場面」などについてアイシャムさんに熱く語って
    もらいました。

    詳しくはランブリング・レコーズさんから9/2にリリースになったサントラ盤をお買い求め
    頂いて、拙稿に目を通して頂ければと思います。

     

    オリジナル・スコアもかなりクオリティ高いです。『クラッシュ』のようなアンビエント・ミ
    ュージック的な味わいを持たせつつ、生ギターやピアノ(アイシャムさんが弾いてます)
    でじっくり哀愁の調べを聴かせるタイプの音楽、と申しましょうか。電子音と生楽器の
    バランスが絶妙です。

    決して主張の強いサウンドではないのですが、CDを聴いているうちに、物悲しいメロ
    ディーがリスナーの心にじわーっと浸透していくような、そういう音楽です。CD2曲目の
    “Drive to Mexico”とか、6曲目の”ICE Raid”あたりは切なくて泣けますよ。

    ドラマに必要とされている感情の揺れ動きを的確に描き出し、だからといって過剰に
    おセンチな雰囲気にはしない絶妙なバランス感覚の音楽。社会派群像ドラマの音楽は
    かくあるべし、という感じのサウンドトラックです。オススメ。

     

    そういえば、アイシャムさんは12日にLAのThe Baked Potatoというライブハウス(?)で
    ライブを演ったそうです。この方は腕利きのジャズ・トランペット奏者ですからねー。
    いつかこの目でナマ演奏を見て(聴いて)みたいもんです。

    アイシャムさんのトランペットの腕前については、そのうち書かせて頂きます。

     

     
    『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』オリジナル・サウンドトラック
    音楽:マーク・アイシャム
    品番:GNCE7056
    定価:2,625円

      

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