• サントラ, 映画ネタ 2011.10.28 コメントは受け付けていません。

    ghosts of mars

    先日、twitterで『ザ・ウォード/監禁病棟』(11)公式アカウントの中の人に

    「28日は『ゴースト・オブ・マーズ』(01)のサントラを爆音で聴いてお見送り致しますッ!」
    ・・・とツイートの流れでお約束したので、実行に移させて頂きます。

     

    ジョン・カーペンター先生が、大好きな西部劇&ゴアシーン満載の武闘派ホラーを火星を舞台に撮ってしまったという怪作。火星列車がモロに模型に見えるとか、悪霊に取り憑かれた人間がなぜかマリリン・マンソン風(クラウザーさんでも可)の見た目だとか、「殺生、100万人」というキャッチコピーの割にバトルシーンがモッサリしてるとか(安易にワイヤーアクションに走らないのはある意味硬派)、サブキャラが呆気なく死んでしまうとか(カーペンター映画ではいつもの事)、どう見てもB級映画なのですが、これもまた味というやつで、カーペンター先生にしか作る事の出来ない唯一無二の泥臭くもイカす世界観を作り上げています。

    ま、アメリカでは公開2週目で上映打ち切りになったみたいですけど・・・。

    ひとつ難点を挙げるならば、アイス・キューブの役はジェリコ役のジェイソン・ステイサムが演じた方が良かったのではないかと思う。まぁ当時はまだ『トランスポーター』(02)でブレイクする前だったから、アイス・キューブの方が格上だったのだと思いますが、彼の最後のキザな決めゼリフはステイサムでもビシッとキマったはず。

    Read more…

    Tags: ,

  • サントラ, 映画ネタ 2009.10.19 コメントは受け付けていません。

    crank

     

     
    先日観た続編は(個人的に)イマイチでしたが、やっぱり『アドレナリン』(06)第1作は面白い。映画館でも観たし、DVDも持っているけど、スターチャンネルとかで放送しているとつい観てしまいます。くだらなくてもいいんです、面白ければ。

     

    この映画のドコが素晴らしいって、まず「アドレナリンを出し続けないと即、死亡!」という一発ネタをうまく昇華させ、94分の物語を退屈させずに一気に見せてしまうネヴェルダイン/テイラーのコンビ監督コンビのパワーがお見事です。

    そしてアドレナリンを出すためなら何でもやる男、シェブ・チェリオスにジェイソン・ステイサムをキャスティングしたセンスが秀逸。こういう役をジョニー・ノックスヴィルとかウィル・フェレルにやらせても「いかにも」な感じというか、「コイツならそのぐらいやるだろう」と想像がつくので、多分面白くなかったと思うのです。無骨なステイサムが大真面目な顔で過激かつイカレた行動を取る事によって、コメディアンでは出せない絶妙な笑いの要素が生まれたわけです。

     

    で、またステイサム以外の出演者の皆さんもテンションが高いのなんの。シェブに毒を盛った張本人ヴェローナ(ホセ・パブロ・カンティーロ)やスケベなヤミ医者のドク・マイルズ(ドワイト・ヨーカム)、女装趣味のあるケイロ(エフリン・ラミレッツ)、天然キャラのイヴ(エイミー・スマート)のような助演キャラから、瞬殺されるチンピラやタクシーの運ちゃんのような脇役に至るまで、キャラが立ちまくり。多分、今後他の映画で彼らを見かけても「あ、この人『アドレナリン』に出てた!」とすぐに分かるんはず。つい先日も『狼の死刑宣告』(07)で、シェブにハイチ産のブツを勧めるコワモテのタクシー運転手役の人を見かけたばかりだし。

     

    こういう映画は、文章で書いたところでその面白さが半分も伝わらないと思うので、詳しくは実際に本編を観て頂くとして、今回はイカすサントラの紹介をさせて頂きます。

     

    『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』(09)はマイク・パットンのスコアがメインでしたが、1作目はパンクからハードロック、ヒップホップ、カントリーまで、あらゆるジャンルをブチ込んだ闇ナベ的な選曲が面白すぎるサントラに仕上がっています。

    映画が始まった途端Quiet Riotの”Metal Health”が流れ出すわ、ヴェローナの伝言DVDを観て激昂したシェブが、Refusedの”New Noise”をBGMにテレビを破壊するわ、Loverboyの”Turn Me Loose”のイントロをスコア代わりに使うわ(確かにカンフー映画っぽいイントロですが)、エピネフリン注射を打ちすぎてハイになり、The Croudのパンクロック”Trix are for Kids”をBGMに街中を全力疾走してみたり、タクシーの車内でアドレナリンを出すためにJarrett & Longの”Achy Breaky Heart”(ビリー・レイ・サイラスのヒット曲)に合わせてヘッド・バンギングしてみたり、もうやりたい放題。

    きわめつけは、盗んだ白バイに病院着のまま半ケツで曲乗りするシーン。バックに流れるのは、何とハリー・ニルソンの名曲「うわさの男(Everybody’s Talkin’)」。そりゃ確かにシェブは噂の男には違いないが、この場面で使う曲じゃないだろ?ってな選曲センスが最高。

     

    映画のラスト、シェブがイヴの留守電に最期のメッセージを残す意外と泣けるシーンでJafferson Starshipの懐メロ”Miracles”が流れた後、エンドクレジットはRocket from The Cryptのパンクロック”Bring Us Bullets”、David Rolas F / 10 West and Jimi Barrazの”Adrenalina”、ポール・ハスリンガーのスコア”China Town”で〆てくれます。このイカレ系サントラを聴くだけで十分アドレナリンが放出可能(映画のダイアログも入ってるし)。

     

    サントラ盤はLakeshore Recordsから発売中。CDには”Stayin’ Alive”のカヴァーが収録されているのですが、映画本編では使われてませんでした。一体どんなシーンで使う予定だったのかちょっと気になります。

     

    ・・・で、3000フィート上空のヘリから墜落してもシェブ・チェリオスは死んでいなかったと(笑)。

    ちなみにあのヘリコプターでのドツキ合いのシーン、ステイサムとヴェローナ役の人、高価なHDカメラを抱えたネヴェルダイン/テイラーの合計4人がヘリに乗り込み、本当にLA上空で撮影したそうです。さすがに落下シーンはディセンダー・リグ(落下装置)を使ったそうですが、それでもスタントマンを使わず自分でやったらしい。すごい役者根性だ。ハスリンガーのヤケクソ気味なハードロック・スコアも迫力満点でございます。

     

      

    Tags: , ,

  • サントラ, 映画ネタ 2009.10.13 コメントは受け付けていません。

    crank high voltage

     

    先週仕事で東京に行ってきた際、遅ればせながら『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』(09)を鑑賞。仙台の上映館は家から遠くて不便だったので、だったら新宿バルト9で見てくるからいいや、という事になったわけです。

     

    前作『アドレナリン』(06)は、「アドレナリンを出し続けないと即、死亡!」という奇抜なアイデア、トニー・スコットも真っ青のガチャガチャした映像、そして大真面目にバカアクションを演じるジェイソン・ステイサムの迫真の演技が奇跡の融合を果たした傑作B級アクション映画。レーティングが前作のR-15からR-18にアップした本作は、きっと前作以上のものを見せてくれるはず・・・と、期待して観に行ったのですが、ま、結論としては「奇跡ってものは、2度は起きないもんなんだな」という感じでした。

     

    いや、確かにスゴイ事はやっているんですが、個人的な感想を述べさせて頂くと、それでも前作のインパクトは超えられなかったなぁ、と思った次第でして。

     

    今回のシェブ・チェリオス(ステイサム)は、いろいろあってバッテリー式の人工心臓を埋め込まれたため、「充電しないと即、死亡!」という状況に陥ってしまうわけですが、充電したければとりあえず何らかの形で電気を喰らえばいいので(わざとスタンガンを喰らうとか、車のバッテリーを身体に繋げるとか)、前作のような「どうすればアドレナリンを一定以上放出できるのか?」「おお、その手があったか!」・・・というアイデアの閃きが感じられないのがちと残念なところ。

    あと、シェブのガールフレンド、イヴ(エイミー・スマート)のキャラが変わったのも残念。前作の天然系おとぼけ癒しキャラのままでいてほしかったのに・・・。

     

    レーティングが上がった事で覚悟はしていたのですが、今回はエログロ描写がかなり過激になってます。ヘタなホラー映画以上にスゴイです。しかし無意味に下品な描写が増えたのは個人的にマイナスでした。

    ま、前作も決して上品な映画じゃありませんでしたが、チャイナタウンのアレとかカーチェイス中のアレとか、前作の場合、下品な描写には「全てはアドレナリンを放出するため」という理由が一応あったわけです。でも今回の『ハイ・ボルテージ』は、エッチな描写に大して意味がないのがツライ。「下ネタはごくたまに織り交ぜる事でギャグにメリハリがつく。ただ下品なネタは言語道断」と『魁!! クロマティ高校』の山口ノボルも言ってましたが、ま、そういう事です。(出典:『魁!! クロマティ高校 入学案内』より)

     

    と、まぁ期待ほどではなかった続編ではありますが、音楽にはキラリと光るものがありました。パンフレットでは全然触れられてませんでしたが、本作のオリジナル・スコアは、何とあのマイク・パットン(元Faith No More、Mr. Bungle、Fantomas等々)が作曲しているのです。

    前作は既製曲のイカれた選曲と、ポール・ハスリンガーのハードロック・スコアで構成されてましたが、パットンのスコアも相当ヤバイ。全編に渡ってギターを派手にかき鳴らし、ドコドコとドラムを打ち鳴らす。サンプリング/プログラミングも多用し、真っ当な映画音楽家では躊躇しそうなマッドな領域にも軽々と足を踏み入れてます。

    一見、場当たり的にヤケクソな音楽を作っているように見えて、きちんと映画のメインテーマ的なメロディー(「たららーーん♪ たららーーん♪」というアレ。詳しくはサントラ2曲目の”Chelios”を聴いて下さい)があって、それを転調したり、アレンジを変えて変奏する効率的な作曲法でスコアを書いているのがまたニクい。さすが「奇才」マイク・パットン。

     

    「電気」とか「充電」という本作の重要な要素をキッチリ表現した、ノイジーでアッパーでハイテンションなサウンドは一聴の価値あり。フツーの音楽に食傷気味のチャレンジ精神旺盛な音楽ファンは、Lakeshore Recordsより発売中の輸入盤をお試しあれ。

     

    前作『アドレナリン』については、後日改めてという事で。

     

      

    Tags: , ,

  • サントラ, 映画ネタ 2009.08.28 コメントは受け付けていません。

     
    先週仕事で忙しくて観に行けなかった『トランスポーター3 アンリミテッド』(08)をようやく鑑賞。

    個人的にこのシリーズは嫌いじゃない(というか、好き)なので、それなりに楽しんで観たのですが、なぁぁんか今回は乗り切れない部分がありました。ま、前作『トランスポーター2』(05)のやりすぎアクション描写が面白すぎたというのもありますが、見せ場でハジケっぷりがちょっと足りなかった印象です。

     

    それでもジェイソン・ステイサムは相変わらず頑張っているし(スーツ姿のままチャリンコでアウディをチェイスするシーンが出色)、カースタントもイカすのに何でかなー、と思ったのですが、やっぱり既にあちこちで書かれているように「ヒロインに魅力がない」という部分が大きいようです・・・。

    何というか、ハスッパなの。聞けば今回のヒロイン・ヴァレンティーナを演じたナターリア・ルダコワは、NYのヘアサロンで美容師として働いていたところをリュック・ベッソンにスカウトされて、演技のレッスンを6ヶ月受けてこの映画のオーディションに参加して役をゲットしたそうな。ま、早い話がベッソンにナンパされたという事ですかね。ホントにベッソンはこういうハスッパ系の女子とかモデルが好きなんだなー、と改めて思いました。

     

    ステイサム演じるところのフランク・マーティンは、己に厳しいルールを課して仕事をこなす、ある意味「ストレート・エッジ」な男なので色恋沙汰もNGなんですが、今回はそのルールを破ってしまいます。だから今回のヒロインは「あの禁欲主義的なフランクですら虜にしてしまう程の美貌の持ち主」でなければいけないと思うのですが、ルダコワさんではちょっとその点で説得力に欠けるかな、と。

    前作で色っぽい人妻(アンバー・ヴァレッタ)の甘ーい誘惑にギリギリのところで耐えたフランクなのに、何故この人で?? ・・・と思ってしまうんだなぁ。1作目のスー・チーも可愛かっただけに、なおさらそう思うのです。そこらへんがちょっと残念な3作目でございました。ま、ベッソンさんも映画を作る時は公私混同も程々にお願いしますぜ、って感じです。

    しかしそのマイナス面を補ってくれるのが、我らがロバート・”ティーバッグ”・ネッパーの怪演でございます。『プリズン・ブレイク』のねちっこい爬虫類的な演技ともひと味違った、洗練された悪役演技を見せてくれます。ネッパーさん、売れっ子になって嬉しい限りです。スーツも似合うし、意外な事に今回はなかなかカッコイイです。日本語吹替えも若本規夫氏で決まりだぜ。

     
    さて本作の音楽はというと、前作に続いてアレクサンドル・アザリアが担当してます。1作目の音楽担当としてクレジットされているのはスタンリー・クラークですが、アザリアもREPLICANT名義で楽曲提供しているので、実質全シリーズの音楽を担当している事になります。例の耳に残るテーマ曲も使われていて、アクション・スコアとしても聴き応えアリ。ハリー・グレッグソン=ウィリアムズとか、ブライアン・タイラーの音楽をフランス風に味付けするとこんな感じになるのかな、というタイプのサウンドです。

     

    サントラ盤はフランスのWagramというレーベルから発売になっていますが、ランブリング・レコーズさんが日本での販売を担当しています。なので、地方都市のCDショップだと入手困難なフランス盤も比較的容易に入手可能です。

    Eveが歌うエンドクレジット曲”Set it on Fire”やHoly Golightlyの”Wherever You Were”、Tricky、Birdy Nam Nam、Benjamin Thevesの楽曲も収録した全17曲。とりあえずアクション・スコア愛好家の方は押さえておきたい一品かと。

     

     

    『トランスポーター3 アンリミテッド』オリジナル・サウンドトラック
    音楽:アレクサンドル・アザリア
    品番:RBCX-7360
    定価:2,625円

     

      

    Tags: , , , ,

カレンダー

2012年2月
« 1月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829  

Search

月別アーカイブ

Available Now!

Eliot Lewis / 6 & One
Average White Bandの元メンバー、そして現在はホール&オーツのサポートで活躍するマル チ・ミュージシャン、エリオット・ルイスのニューアルバムが日本初登場!(2/23発売) amazonで購入するにはコチラ! TOWER RECORDSで購入するにはコチラ!
iTunesで購入するにはコチラ!6 & One - Eliot Lewis

Also Available!

Charlie DeChant / Like the Weather
ダリル・ホール&ジョン・オーツ・バンドの名サックス・プレイヤー、チャーリー・デシャントの2ndオリジナル・アルバム! スムース・ジャズ/フュージョン系の流れを汲む、スタイリッシュでソウルフルな全13曲。

amazonで購入するにはコチラ!

iTunesで購入するにはコチラ!Like the Weather - Charlie DeChant

Unleash the FOZZY!!

FOZZY / Chasing the Grail
WWEのスーパースター、クリス・ジェリコのハードロック・バンドが5年ぶりのニューアルバムをリリース!日本盤のみボーナストラックを2曲追加して4月14日いよいよ発売!

amazonで購入するにはコチラ!
iTunes Music Storeで購入するにはFozzy - Chasing the Grail - アンダー・ブラッケンド・スカイズから!