• サントラ, 映画ネタ 2011.11.07 コメントは受け付けていません。

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    『月に囚われた男』(09)で注目された、ダンカン・ジョーンズ監督の長編映画第2弾。

    英語オフィシャルサイトで予告編を見た時から非常に期待していたこの作品、なるべく雑誌のレビューやクチコミ記事などを事前に見ないようにして本編を鑑賞したのですが、これが大正解。『恋はデジャ・ブ』(93)が大好きな自分としては、断然贔屓にしたくなってしまう作品でした。

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  • サントラ, 映画ネタ 2010.07.12 コメントは受け付けていません。

    miamivice

     

    何というかまぁ、劇場公開時に中コケしてしまった作品ですし、TVシリーズが大好きだったファン(筆者含む)からすると何だかイマイチな感が拭えなかった劇場版『マイアミ・バイス』(06)ですが、さすが音楽マニアのマイケル・マンというか、音楽の選曲センスはなかなかだったのではないかと。

     

    サントラ盤収録曲もなかなかのラインアップではあるのですが、映画の印象的なシーンで流れたあの曲が入ってない! ・・・という事で、コアなマン・マニアの方(筆者含む)はiTunesやCDレンタルなどを活用して「完全盤」を作ってみるのもオツなものではないでしょうか。ちょうど夏に聴きたくなるようなアルバムですので。

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  • サントラ, 映画ネタ 2009.09.29 コメントは受け付けていません。

     

    ワタクシはジュリア・ロバーツが苦手なので、劇場公開時はスルーしていたのですが、
    ま、DVDレンタルなら見てもいいかな、という事で『デュプリシティ』(09)を鑑賞。

    ジュリア嫌いの自分がなぜ本作を見るに至ったかというと、先日サントラ盤を購入した
    ところ、ジェームズ・ニュートン・ハワード(以下JNH)のスコアがイカす出来だったので、
    本編の方もどんな感じか見てみたくなったわけでございます。

     

    先にサントラの話からさせて頂きますと、まずレコーディング・メンバーが豪華すぎ。
    ギターのセルジオ&オダイル・アサド(通称「アサド兄弟」)、バンドネオンのマルセロ・
    ニシンマン、アップライト・ベースのマイク・ヴァレリオ、エレクトリック・ベースのエイブ・
    ラボリエルSr.、ドラムスのヴィニー・カリウータ、パーカッションのアレックス・アクーニャと
    ルイス・コンテなどなど、腕利きミュージシャンが大集合。オシャレなジャズ/フュージョン・
    サウンドを聴かせてくれてます。とりわけリズム隊が作り出す強力なグルーヴ感が最高。
    映画の冒頭、トイレタリー企業CEOのオッサン2人が取っ組み合いの大ゲンカを始める
    シーンの曲”War”で「この映画の音楽、何か違うぞ」と思わせてくれます。

    アサド兄弟の情熱的で程よい色気を含んだギターとか、哀愁のバンドネオン・ソロも
    ムード満点。元MI6とCIAの男と女が繰り広げる恋愛模様(=腹の探り合い?)を艶やか
    かつミステリアスに彩ります。JNHといえば生真面目かつ控えめな作曲家という印象が
    ありますが、今回は遊び心のある音楽を書いてます。『オーシャンズ』シリーズの
    デヴィッド・ホルムズとか、Gotan Projectあたりの音楽をイメージして頂けると分かり
    易いかと。このテの音楽が好きな方は要チェック。

     

    国内盤はランブリング・レコーズさんから発売中です(ワタクシが購入したのは輸入盤)。

     

    で、映画本編はといいますと、ひとことで言えば「産業スパイもの」って事になるでしょう。
    トイレタリー企業最大手B&R社の「画期的な新製品」の情報を横取りすべく、新興企業
    エクイクロム社が元MI6のレイ(クライヴ・オーウェン)と元CIAのクレア(ロバーツ)を
    スパイとして雇うのだけれども、この二人は過去に愛憎半ばの因縁があって、どうにも
    お互い信用できなくてさぁ大変、ってな感じのお話です。

    監督・脚本は『フィクサー』(07)のトニー・ギルロイ。劇中何度も騙し、騙されながら意外な
    結末にたどり着くタイプの物語なのですが、さすが脚本家出身のギルロイ監督。物語の
    進行はややこしいけれども、話の筋立てはきちんと整理されてます。ま、見ていて混乱
    する事はないでしょう。

     

    一般的にこういう「コン・ムービー」と呼ばれる映画(『スティング』(73)みたいな)は「まん
    まと騙される爽快感・面白さ」がポイントだったりするわけですが、本作のように「オレ
    (アタシ)が一番アタマがいいんだよ」と思っている自信満々の主人公が、最後の最後で
    見事に出し抜かれる様を傍で眺めるというのも、意外と楽しいという事が判明しました。

    『オーシャンズ』シリーズで、何となく集まったメンバーが、何となく作戦を立案して、何と
    なく実行に移してあっさり作戦が成功してしまう光景を見て「なんだかなぁ」と釈然としない
    気持ちになった自分などは、本作の苦いラストが結構ツボなのですがいかがでしょうか。
    現実なんてこんなものさ、みたいな虚無感がたまりません。

     

    キャストではエクイクロムのCEOを演じたポール・ジアマッティが出色。どう見ても大企業の
    CEOの器じゃない小物っぷりを巧く体現してます。特に物語終盤の株主総会のスピーチの
    シーンが最高。「絶対に大物になれない小悪党」のオーラ全開でしゃべりまります(必見)。

     

    余談ですが、ボウリング場の密会のシーンでWang Changの”Dance Hall Days”が
    流れてました。80年代洋楽ファンや「グランド・セフト・オート バイスシティ」のファンには
    おなじみの曲かと思いますが、懐かしいなー。

      

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  • サントラ, 映画ネタ 2009.02.01 コメントは受け付けていません。

     
    先日、今年のアカデミー賞のノミネート作品が発表されました。

     

    まぁ、ワタクシもこういう仕事をしている関係上、ノミネート作品や受賞結果は
    いろいろ気になるわけでございまして、特に最優秀作曲賞に関しては毎年
    「誰が受賞するのかなぁ」と自分なりに予想を立ててみたりしています。

     

    今年の作曲賞ノミネートは下記の通り。

    アレクサンドル・デプラ / 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
    ジェームズ・ニュートン・ハワード / 『ディファイアンス』
    ダニー・エルフマン / 『ミルク』
    A.R. ラフマーン / 『スラムドッグ$ミリオネア』
    トーマス・ニューマン / 『WALL・E / ウォーリー』

     

    ううむ。これは予想が難しい。

     

    デプラは『真珠の耳飾りの少女』(03)、『シリアナ』(05)のゴールデングローブ賞ノミネートを
    経て『The Painted Veil』(06)で同賞受賞、『クィーン』(06)でアカデミー賞ノミネート、と最近
    勢いづいているので、『ベンジャミン・バトン』で念願のオスカー初受賞という可能性も大。

    ラフマーンは「『ムトゥ踊るマハラジャ』(95)の音楽の人」として有名ですが、最近は
    クレイグ・アームストロングと共同で『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(07)の音楽を
    担当していたりします。アカデミー賞は非西洋圏の音楽を高く評価する傾向があるので、
    その線から受賞という流れになるかもしれません。もしくは作曲賞ではなく歌曲賞の方で
    受賞する可能性もあり。

    JNHとニューマンは共に「無冠の帝王」といった様相を呈しておりますが、二人とも才能の
    ある作曲家である事に疑いの余地はありません。ただ、『ディファイアンス』は思ったより
    賞レースで話題にならなかった事、『WALL・E』はアニメ作品である事が「ノミネートまでは
    アリだけど受賞はねぇ…」と判断される要因になりそうな気もします。

    『ミルク』は先日試写で観て参りましたが、素晴らしい映画でした。エルフマンの音楽も
    すごく流麗なスコアで、終盤の音楽は切なくて泣けました。音楽のクオリティは申し分ありません。
    ただ、『ミルク』は実在のゲイの活動家を描いた作品なので、保守派の評価がどうなるかが
    運命の分かれ道といった感じです(音楽の評価にはそれほど影響ないかもしれませんが)。

     

    個人的には『WALL・E』と『ミルク』のサントラ盤の仕事をしたので、どちらかの作品に
    受賞して貰いたいのですが、私情を挟まずに受賞結果を予想するなら、

    本命:アレクサンドル・デプラ
    対抗:A.R. ラフマーン
    大穴:ダニー・エルフマン

    …ではないかな、と思います(ハズレたら恥ずかしいなぁ)。

    去年の予想(『つぐない』(07)のダリオ・マリアネッリ)は当たったんだけど。
    皆様の予想はいかがでしょうか?

     

       

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