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	<title>Room MGMu &#187; Hans Zimmer（ハンス・ジマー）</title>
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	<description>マリーゴールドミュージックの各種お知らせ、レーベルオーナーによる雑記などを発信中！</description>
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		<title>INCEPTION</title>
		<link>http://blog.marigold-mu.net/archives/2207</link>
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		<pubDate>Fri, 23 Jul 2010 17:36:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mol</dc:creator>
				<category><![CDATA[サントラ]]></category>
		<category><![CDATA[映画ネタ]]></category>
		<category><![CDATA[Hans Zimmer（ハンス・ジマー）]]></category>
		<category><![CDATA[サウンドトラック]]></category>

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		<description><![CDATA[
 
この前の先行上映の時に劇場が満員で泣く泣く断念した『インセプション』
(10)を観てきました。
いやー見応えのある映画でした。見終わった後に「ううーむ」と唸って
しまうような、奥が深くて重厚な内容。
こういう映画は [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="aligncenter size-full wp-image-2208" title="inception" src="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2010/07/inception.jpg" alt="inception" width="310" height="310" /></p>
<p> </p>
<p>この前の先行上映の時に劇場が満員で泣く泣く断念した『インセプション』<br />
(10)を観てきました。</p>
<p>いやー見応えのある映画でした。見終わった後に「ううーむ」と唸って<br />
しまうような、奥が深くて重厚な内容。</p>
<p>こういう映画は予備知識を極力ゼロにして観た方が断然面白いので、<br />
中身について詳しい事はあまり書かない事にします。個人的に感銘を<br />
受けた点などをちょっとだけご紹介しようかなと。</p>
<p><span id="more-2207"></span></p>
<p> </p>
<p>まず、予告編やCMで既に流れている驚愕のヴィジュアルですが、単に<br />
奇抜なだけじゃなくて、全てにキチンと意味があるのが素晴らしいです。<br />
なぜ公道を列車が走ってくるのか？なぜホテルの部屋が無重力状態に<br />
なるのか？高層ビル街が折りたたまれるのはなぜか？これら全てに<br />
納得のいく意味づけがされているし、必然性のあるものとして描かれて<br />
いるのが秀逸。深層心理世界のヴィジュアルが無意味に奇抜な印象<br />
だった『ザ・セル』(00)とはここら辺が違う。</p>
<p> </p>
<p>必然性のあるヴィジュアル作りと理路整然とした脚本は、やっぱりクリス<br />
トファー・ノーランのカラーが反映されているのでしょう。潜在意識、深層<br />
心理、トラウマとの対峙、強迫観念などなど、この人はデビュー作『フォロ<br />
ウィング』(98)の頃からテーマが一貫していますが、今回はその集大成<br />
的な作品と言ってよいかと。結構好き嫌いが分かれそうな監督という気も<br />
しますが、僕はこの人の作風が肌に合うみたいです。『インソムニア』(02)<br />
も好きな作品だし、テーマに毎回共感出来るんだなー。</p>
<p>『ダークシティ』(98)とか『バニラ・スカイ』(01：元ネタの『オープン・ユア・ア<br />
イズ』でも可)、『うる星やつら２ ビューティフル・ドリーマー』(84)が好きな<br />
人なら、『インセプション』の世界にどっぷりハマれるでしょう。あとは昔<br />
FM-TOWNSで発売されたゲームソフト『サイキックディテクティヴシリーズ』<br />
の世界観が好きな人（筆者含む）にもオススメかも。</p>
<p> </p>
<p>音楽担当はハンス・ジマー。今回も『ダークナイト』(08)の流れを汲むミニ<br />
マル・ミュージック系のスコアです。『ダークナイト』もシブい音楽でしたが、<br />
今回は『ダークナイト』からヒロイックな主題を取り除いた感じのサウンド<br />
なので、相当シブいスコアに仕上がってます。</p>
<p>しかしながら、重低音の響きが物凄く、管弦楽も音の厚みがなかなか<br />
迫力があって聴き応えあり。夢と現実の境界線が曖昧になった世界を、<br />
アンビエント・スコアで表現するあたりも流石。「新しい音」を探求する<br />
現在進行形のジマー・サウンドが楽しめます。</p>
<p> </p>
<p>そして今回のサウンドトラックで特筆すべき点は、あのジョニー・マーを<br />
ギタリストに迎えている事。80年代にシンセ・オペレーターとして頭角を<br />
現したジマーと、ザ・スミスの技巧派ギタリスト・マーの共演が実現する<br />
とは･･･（涙目）。いやー長生きはするもんだ。「あぁ、このギターのフレ<br />
ーズをマーが弾いているんだなー」と思いながらサントラを聴くと、非常<br />
に感慨深いものがあります。CD７曲目の&#8221;Mombasa&#8221;あたりがリスナー<br />
人気が高そう。</p>
<p>ちなみに追加音楽は『シャーロック・ホームズ』(09)や『ダークナイト』<br />
でもコラボ済みのローン・バルフ。名字の綴りは&#8221;Balfe&#8221;ですが、どうも<br />
「バルフェ」ではなく「バルフ」と発音する様子。</p>
<p>　　</p>
]]></content:encoded>
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		<title>シャーロック・ホームズ（音楽について）</title>
		<link>http://blog.marigold-mu.net/archives/1859</link>
		<comments>http://blog.marigold-mu.net/archives/1859#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 08 Mar 2010 04:56:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mol</dc:creator>
				<category><![CDATA[My Works]]></category>
		<category><![CDATA[サントラ]]></category>
		<category><![CDATA[映画ネタ]]></category>
		<category><![CDATA[Hans Zimmer（ハンス・ジマー）]]></category>
		<category><![CDATA[サウンドトラック]]></category>
		<category><![CDATA[ソニー・ミュージックジャパン]]></category>

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		<description><![CDATA[
 
前回の続きで、本日は『シャーロック・ホームズ』の音楽について。
･･･とは言っても、サントラ盤のライナーノーツで結構あれやこれやと書いて
しまったし、ここで同じ事を書いたら「じゃあ国内盤買わなくていいや」という事に [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="aligncenter size-full wp-image-1892" title="Sherlock_Holmes" src="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2010/03/Sherlock_Holmes1.jpg" alt="Sherlock_Holmes" width="300" height="298" /></p>
<p> </p>
<p>前回の続きで、本日は『シャーロック・ホームズ』の音楽について。</p>
<p>･･･とは言っても、サントラ盤のライナーノーツで結構あれやこれやと書いて<br />
しまったし、ここで同じ事を書いたら「じゃあ国内盤買わなくていいや」という事に<br />
なりますので、ライナーノーツとは違う事を書いてみたいと思います。</p>
<p><span id="more-1859"></span> <br />
何があるかな･･･？あ、そうそう。まず先日ブログに書かせて頂いた通り、ハンス・<br />
ジマーはこの映画で久々にアカデミー賞の最優秀作曲賞にノミネートされました。<br />
受賞したのは『カールじいさんの空飛ぶ家』のマイケル・ジアッキノでしたが、ノミ<br />
ネートだけでも栄誉な事です。いや実にめでたい。</p>
<p>で、ジマーがこの映画の音楽を担当すると聞いて、てっきり『ザ・ロック』(96)とか<br />
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ系の&#8221;ジマー節&#8221;で行くのかなと思ったら、<br />
これまでとは趣の異なる音楽を披露しておりまして、かなり驚かされました。<br />
初めてCDを聞いた時には「ジマーって、こういう音楽を書く人だったっけ？」と<br />
思ってしまったほどで。</p>
<p> </p>
<p>でも、これがまたいいんだな。テーマ曲&#8221;Discombobulate&#8221;のズッチャッ、ズッ<br />
チャッとリズムを刻むキレのあるストリングスとか、ツィンバロンの神秘的な響き<br />
とか、何度か聴いていると思わず口ずさみたくなるキャッチーなメロディーとか、<br />
CDを聞いたら病みつきになる事うけあいです。実際、ライナーノーツ原稿を書く<br />
ために何度も何度もサントラ盤を聴いていたら、メロディーが頭から離れなくなり<br />
ました。うーん、譜面が欲しいぜ。</p>
<p>映画を見終わった後、衝動的にサントラ盤を買いたくなるような魅力を持った<br />
メインテーマ曲に仕上がってます。ダウニーJr.版ホームズのエキセントリックな<br />
キャラクターそのまんまの音、という感じ。</p>
<p> </p>
<p>何でもジマーとリッチーは、今回「デジタル・サウンドは極力使わず、生楽器を積<br />
極的に使う」というコンセプトで曲作りを進めていく事にしたとか。ヴァイオリンや<br />
ヴィオラ、アコーディオンなど様々な楽器のソリストがレコーディングに多数参加<br />
しているのですが、彼らの演奏も個性的で聞き応え十分。特筆すべきは<br />
&#8220;Experibass&#8221;なる創作楽器を操るディエゴ・ストッコ。この楽器がまたスゴイ。<br />
詳しくは下記の動画を見て下さい。</p>
<p> </p>
<p> <object classid="clsid:d27cdb6e-ae6d-11cf-96b8-444553540000" width="480" height="295" codebase="http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=6,0,40,0"><param name="allowFullScreen" value="true" /><param name="allowscriptaccess" value="always" /><param name="src" value="http://www.youtube-nocookie.com/v/jdYj7dMYwxM&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp;rel=0" /><param name="allowfullscreen" value="true" /><embed type="application/x-shockwave-flash" width="480" height="295" src="http://www.youtube-nocookie.com/v/jdYj7dMYwxM&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp;rel=0" allowfullscreen="true" allowscriptaccess="always"></embed></object> </p>
<p> </p>
<p>どうですかこのイカレた･･･じゃない、イカした楽器！このExperibassがスコアで<br />
迫力ある音を鳴らしているのです。この動画を見てからサントラを聴けば、どの<br />
パートでExperibassが使われているか分かるはず。</p>
<p> </p>
<p>ソリストの顔ぶれについては、日本版サウンドトラックのライナーノーツにざっと紹介<br />
させて頂いたので、興味のある方は３月２日にソニー・ミュージックジャパンから発売<br />
になった国内盤を是非ぜひお買い求め下さいませ。なかなか面白いメンツがレコーディ<br />
ングに参加してます。</p>
<p> <br />
ハンス・ジマー、御年53歳にして新境地開拓です。</p>
<p> </p>
<p>『シャーロック・ホームズ』オリジナル・サウンドトラック<br />
音楽：ハンス・ジマー （追加音楽：ローン・バルフ）<br />
品番：SICP-2596<br />
定価：2,520円</p>
<p>　</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>第82回アカデミー賞 最優秀作曲賞ノミネート作品</title>
		<link>http://blog.marigold-mu.net/archives/1828</link>
		<comments>http://blog.marigold-mu.net/archives/1828#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 03 Feb 2010 15:18:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mol</dc:creator>
				<category><![CDATA[映画ネタ]]></category>
		<category><![CDATA[Alexandre Desplat（アレクサンドル・デプラ）]]></category>
		<category><![CDATA[Atli Orvarsson（アトリ・オルヴァルッソン）]]></category>
		<category><![CDATA[Hans Zimmer（ハンス・ジマー）]]></category>
		<category><![CDATA[Marco Beltrami（マルコ・ベルトラミ）]]></category>
		<category><![CDATA[アカデミー賞]]></category>

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		<description><![CDATA[ 
第82回アカデミー賞ノミネート作品が発表になりました。まぁ今年は『アバター』(09)が
ほとんどの賞を獲ってしまうと思うので、イベントとしては面白味に欠けるような気もします。
が、しかし。仕事柄作曲賞の行方には興味が [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p> </p>
<p>第82回アカデミー賞ノミネート作品が発表になりました。まぁ今年は『アバター』(09)が<br />
ほとんどの賞を獲ってしまうと思うので、イベントとしては面白味に欠けるような気もします。<br />
が、しかし。仕事柄作曲賞の行方には興味があったりして。ノミネート作品は以下の通り。</p>
<p> <span id="more-1828"></span></p>
<p>ジェームズ・ホーナー：『アバター』(09)<br />
アレクサンドル・デプラ：『Fantastic Mr. Fox』(09)<br />
マルコ・ベルトラミ &amp; バック・サンダース：『ハート・ロッカー』(08)<br />
ハンス・ジマー：『シャーロック・ホームズ』(09)<br />
マイケル・ジアッキノ：『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)</p>
<p> </p>
<p>『シャーロック・ホームズ』は先月サントラ盤の仕事で試写を観てきたばかりですが、<br />
確かに面白い音楽でした。ジマーの場合、毎回作曲に携わるコンポーザーの数が<br />
多いので、アカデミー賞の規定でノミネートの対象にならなかったりする事がある<br />
わけですが（『ダークナイト』(08)とか）、今回は大丈夫だったらしい。</p>
<p>アトリ（・オルヴァルッソン）さんがアコーディオンを演奏しているので、個人的に<br />
この中で一番思い入れのあるサントラです。そのうちブログでもちゃんとサントラに<br />
ついて書かないといけませんな。</p>
<p> </p>
<p><a href="http://blog.marigold-mu.net/archives/1763" target="_blank">以前のブログ</a>で「マルコさんは『ハート・ロッカー』で作曲賞候補にならないのかな？」<br />
などと書きましたが、本当に候補になりました。何度かインタビューした事のある方<br />
なので、今回のノミネートは嬉しいものがあります。前回候補になった『3時10分、<br />
決断のとき』(07)の音楽も素晴らしかったし。</p>
<p>ただ、今回はアカデミー会員ウケするようなタイプの音楽じゃないのがツライところ。<br />
何か、「映画の評価が高いから、ついでに音楽も入れとくか」という感じで選んだような<br />
気もする。</p>
<p> </p>
<p>アレクサンドル・デプラは『記憶の棘』(04)あたりから英語圏での評価が高くなって<br />
きましたが、今年は彼の中でもかなり異色の作品でのノミネート。こういう音楽も<br />
イケる人だったのですね。西部劇のパロディ風スコアと申しましょうか。ハッキリ<br />
言ってこの映画での受賞は難しそう。</p>
<p> </p>
<p>ジアッキノはオスカーを獲ったら「TVゲーム音楽畑出身で初のオスカー受賞者」<br />
という快挙を成し遂げるのですが、果たしてどうなるか（グラミー賞とゴールデン・<br />
グローブ賞は獲ったけど）。<br />
『M:I:3』(06)でインタビューした時、この方は「スコアにデジタル音を使いすぎると、<br />
映画から人間味が失われてしまう」と言ってました。生音・フルオケにこだわって<br />
曲を作る、正統派の映画音楽家さんです。</p>
<p>それにしても、『カールじいさん』の音楽はこんなに評価が高いのに、未だにCDを<br />
出さずに配信オンリーとはどうした事か。今からでも遅くないからCDでサントラを<br />
出してくれ。</p>
<p> </p>
<p>個人的にはジアッキノに受賞してもらいたいのですが、結局『アバター』のホーナーが<br />
獲ってしまったりして…。</p>
<p>　　</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>バビロン A.D.</title>
		<link>http://blog.marigold-mu.net/archives/708</link>
		<comments>http://blog.marigold-mu.net/archives/708#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 09 May 2009 04:02:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mol</dc:creator>
				<category><![CDATA[My Works]]></category>
		<category><![CDATA[サントラ]]></category>
		<category><![CDATA[映画ネタ]]></category>
		<category><![CDATA[Atli Orvarsson（アトリ・オルヴァルッソン）]]></category>
		<category><![CDATA[Hans Zimmer（ハンス・ジマー）]]></category>
		<category><![CDATA[サウンドトラック]]></category>
		<category><![CDATA[ランブリング・レコーズ]]></category>

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		<description><![CDATA[
 
今回はヴィン・ディーゼル兄貴久々の主演作『バビロン A.D.』のお話。
 
日本版ポスターなどのメインビジュアルは割と『フィフス・エレメント』(97)的な
近未来イメージになっておりますが、映画本編は何というかこう [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2009/05/babylon-ad.jpg"><img class="aligncenter size-medium wp-image-709" title="babylon-ad" src="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2009/05/babylon-ad.jpg" alt="" width="280" height="281" /></a></p>
<p> <br />
今回はヴィン・ディーゼル兄貴久々の主演作『バビロン A.D.』のお話。</p>
<p> </p>
<p>日本版ポスターなどのメインビジュアルは割と『フィフス・エレメント』(97)的な<br />
近未来イメージになっておりますが、映画本編は何というかこう、もっと薄汚い<br />
荒廃した感じの世界です。何しろ「戦争やテロで秩序が崩壊した未来」という<br />
設定なので。世紀末的世界観を愛好する人には、結構グッと来るビジュアル<br />
かもしれません。</p>
<p>物語はと申しますと、ディーゼル兄貴が演じる傭兵トーロップが、腐れ縁の<br />
マフィア・ゴルスキー（ジェラール・ドパルデュー）からの「オーロラっちゅー<br />
若い女をモンゴルの修道院からニューヨークまで運んでくれや」という<br />
明らかにヤバそうな依頼を受けた事から、壮絶な戦いに身を投じる事に<br />
なるというストーリーです（かなり大雑把ですが）。</p>
<p> </p>
<p>兄貴の仁義溢れる行動や、肉弾戦やスノーモービルを駆使したアクションなど、<br />
結構いい感じでストーリーが進みまして、「いいぞいいぞ」と思うんですが、<br />
なぁぁんか終盤の展開が強引＆尻切れな感じなんですよね。</p>
<p>明らかに途中のドラマをブッツリ切った感のある編集が気になって、どうにも<br />
居心地が悪いのです。特にラストがなぁ･･･。「そこで終わるのか？」という感じ。</p>
<p> </p>
<p>というのもこの映画、どうやらスタジオ側が勝手に短く編集したらしいんですな。<br />
上映時間90分なので、元々はあと10分か20分くらい長かったんじゃないかと。</p>
<p>自分の作品を勝手にいじられたって事で、監督のマチュー・カソヴィッツは<br />
それはもう大激怒したそうです。映画の最終編集権が監督の手に行かない<br />
ような契約内容だったんでしょうか。気の毒としか言いようがありません。</p>
<p> </p>
<p>そんなわけで、大幅に時間を短縮された映画本編では結局何が言いたかった<br />
のか分からない部分もあるかと思います。その説明が足りない部分を補完<br />
してくれるのが、アトリ・オルヴァルッソンの音楽なんですな。</p>
<p>アトリさんは『バンテージ・ポイント』(08)の音楽で名前が知られるように<br />
なった人で、ジマー軍団の一人です。</p>
<p>『バンテージ・ポイント』の時は、デジタルビートをガンガン鳴らしたリズム<br />
重視のスコアを作曲していましたが、『バビロン A.D.』では一転、オーケス<br />
トラと合唱隊を導入して荘厳なミサ曲のようなスコアを書き下ろしています。<br />
これを聞いただけで「この映画、単なるアクション映画じゃないな」と思って<br />
頂けるハズ（ま、製作のゴタゴタのせいで本編はアレな出来でしたけど）。</p>
<p>映画のクライマックスで流れる「Babylon Requiem」という曲が大迫力で、<br />
なかなか聴き応えがありますぞ。</p>
<p> </p>
<p>今回、スコアの中で「Agnus Dei」と「Dies Irae」というラテン語のミサ曲の<br />
歌詞を引用しているのですが、なぜこの２曲が選ばれたのかというのにも<br />
ちゃんと理由があるんですねぇ。さてその理由とは？</p>
<p>･･･申し訳ありませんが、それはランブリング・レコーズさんから発売中の<br />
日本版サントラCDをご購入頂いて、ライナーノーツを読んで頂ければと<br />
思います。いやーワタクシもライナーを書いた手前、CDを買って頂けると<br />
有難いので･･･。</p>
<p>他にもアトリさんにインタビューして、いろいろ小ネタをいろいろ書かせて<br />
頂きましたので、買って損はさせません（笑）。ぜひぜひ国内盤をよろしく<br />
お願い致します。</p>
<p> </p>
<p>今日は映画館（泉コロナワールド）に行って、この映画のパンフレットを<br />
買ってきました。インタビューでお世話になったアトリさんに日本版CDと<br />
一緒に送る予定です。ライナーを英訳しないといけないから、先方に<br />
発送するまで数日かかるな、こりゃ。</p>
<p> </p>
<p>『バビロン A.D.』オリジナル・サウンドトラック<br />
音楽：アトリ・オルヴァルッソン<br />
品番：GNCE-7047<br />
定価：2,625円</p>
<p> </p>
<p>　　</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>プリズン・ブレイク（Season 1 &amp; 2）</title>
		<link>http://blog.marigold-mu.net/archives/718</link>
		<comments>http://blog.marigold-mu.net/archives/718#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 04 May 2009 15:07:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mol</dc:creator>
				<category><![CDATA[My Works]]></category>
		<category><![CDATA[サントラ]]></category>
		<category><![CDATA[海外TVシリーズネタ]]></category>
		<category><![CDATA[Hans Zimmer（ハンス・ジマー）]]></category>
		<category><![CDATA[Ramin Djawadi（ラミン・ジャワディ）]]></category>
		<category><![CDATA[サウンドトラック]]></category>
		<category><![CDATA[ランブリング・レコーズ]]></category>
		<category><![CDATA[ロバート・ネッパー]]></category>

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		<description><![CDATA[
 
今月から『プリズン・ブレイク』ファイナル・シーズンのレンタル開始という事で、
ドラマをずーっと観てきたワタクシなどは、何かこう、最終シーズンを迎えて
感慨深いものがありますな。
実はワタクシ、ランブリング・レコーズ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2009/05/prison-break.jpg"><img class="aligncenter size-medium wp-image-719" title="prison-break" src="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2009/05/prison-break.jpg" alt="" width="280" height="281" /></a><br />
 </p>
<p>今月から『プリズン・ブレイク』ファイナル・シーズンのレンタル開始という事で、<br />
ドラマをずーっと観てきたワタクシなどは、何かこう、最終シーズンを迎えて<br />
感慨深いものがありますな。</p>
<p>実はワタクシ、ランブリング・レコーズさんからリリースになっている『プリズン・<br />
ブレイク』のサントラ盤（シーズン１と２の音楽を収録）のライナーノーツを書かせて<br />
頂いたのですが、その際に何度も何度も本編を観たせいか、キャラクターに愛着が<br />
湧いてしまいました。大半がフダ付きの悪党なのに（笑）。</p>
<p> </p>
<p>視聴者人気が高いキャラは誰なんだろう。うーん、マリクルースひと筋で義理堅い<br />
チンピラのスクレ（アマウリー・ノラスコ）とか、ロバート・ネッパーの怪演と若本規夫氏の<br />
強烈な日本語吹替えの相乗効果でキャラが立ちまくりのティーバッグとか、もともと<br />
隠れファンの多かったウィリアム・フィクトナーが演じるマホーン捜査官あたりでしょうか。</p>
<p>個人的には、彼らに加えてベリック（ウェイド・ウィリアムズ）にも注目してます。この人、<br />
自業自得とはいえ刑務官→賞金稼ぎ→囚人と波乱の人生を送るハメになって実に<br />
哀れを誘うんですが、結構間が抜けていて言動が笑えるところがミソかな、と。</p>
<p>シーズン３の話になりますが、パナマの刑務所でズルして決闘で勝ってしまうくだり<br />
なんかは、ベリックの憎めない小悪党ぶりがうまく出ていてナイス・エピソードです。<br />
この人に今後どういうドラマが用意されているのか、密かに楽しみだったりします。</p>
<p> </p>
<p>さて『プリズン・ブレイク』の音楽なのですが、ハンス・ジマーの主宰する音楽家集団<br />
「リモート・コントロール」所属のラミン・ジャワディが担当しています。『Mr.ブルックス<br />
完璧なる殺人鬼』(07)や『アイアンマン』(08)など、このドラマの仕事を経て一気に<br />
売れっ子になりましたな。</p>
<p>サントラ盤にはシーズン１と２の代表的なスコアが収録されているのですが、ドラマの<br />
主要キャラはシーズン１でほぼ全員出揃っているので、いわゆる彼らのテーマ曲的な<br />
音楽はCDにほとんど収録されています。</p>
<p> </p>
<p>「プリズン・ブレイクのテーマ」とでも言うべき「Strings of Prisoners」を始め、ティー<br />
バッグが画面に登場する時のフリーキーな曲（T-Bag&#8217;s Coming For Dinner）とか、<br />
アコースティック・ギターを使ったスクレのテーマ曲（Sucre&#8217;s Dilemma）など、<br />
４シーズン通して使われているメロディーも多々あります。</p>
<p>スコアの基本構成は「シンセ・ストリングス＋打ち込みのリズム＋生楽器（orサンプ<br />
リング）」みたいな感じです。『プリズン・ブレイク』の音楽で最も耳に残る「♪ すきゃ<br />
ぼぼぼー」という掠れたバンブー・フルートのような音も多分サンプリングで作ってます。</p>
<p> </p>
<p>『24 -TWENTY FOUR-』のようにヒロイックなメロディーを聴かせるタイプの音楽では<br />
ありませんが、「漢（おとこ）っぽさ」を感じさせる硬派なスコアという印象ですね。<br />
渋カッコイイです。</p>
<p> </p>
<p>ジャワディはクラウス・バデルトの『リクルート』(03)とかジマーの『バットマン ビギンズ』(05)<br />
などの追加音楽を担当しているのですが、『プリズン・ブレイク』のサントラ盤を聴いてから<br />
（追加音楽を手掛けた）別な映画のサントラを改めて聴き直すと、「ジャワディはこの曲<br />
（あるいはスコアのこの部分）を担当したんじゃないの？」とピンと来る箇所が結構あります。</p>
<p>お手元にジマー/ジャワディ関連のCDのある方は、ぜひお試しあれ。</p>
<p> </p>
<p>『プリズン・ブレイク』オリジナル・サウンドトラック<br />
音楽：ラミン・ジャワディ<br />
品番：GNCE-7004<br />
定価：2,625円</p>
<p> </p>
<p>　　</p>
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		<title>ワールド・オブ・ライズ</title>
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		<pubDate>Wed, 17 Dec 2008 15:51:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mol</dc:creator>
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		<category><![CDATA[サントラ]]></category>
		<category><![CDATA[映画ネタ]]></category>
		<category><![CDATA[Guns N' Roses]]></category>
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		<category><![CDATA[Marc Streitenfeld（マーク・ストレイテンフェルド）]]></category>
		<category><![CDATA[Mike Patton（マイク・パットン）]]></category>
		<category><![CDATA[サウンドトラック]]></category>
		<category><![CDATA[ラッセル・クロウ]]></category>
		<category><![CDATA[ランブリング・レコーズ]]></category>
		<category><![CDATA[レオナルド・ディカプリオ]]></category>

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今回は20日から劇場公開になる映画『ワールド・オブ・ライズ』のお話。
デイヴィッド・イグネイシアスの小説『Body of Lies』をリドリー・スコット監督が
映画化した作品で、テロ組織とCIA、ヨルダン情報 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p> <a href="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2008/12/e383afe383bce383abe38389e383bbe382aae38396e383bbe383a9e382a4e382ba.jpg"><img class="aligncenter size-medium wp-image-150" title="body of lies" src="http://blog.marigold-mu.net/wp-content/uploads/2008/12/e383afe383bce383abe38389e383bbe382aae38396e383bbe383a9e382a4e382ba.jpg" alt="" width="280" height="280" /></a></p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>今回は20日から劇場公開になる映画『ワールド・オブ・ライズ』のお話。</p>
<p>デイヴィッド・イグネイシアスの小説『Body of Lies』をリドリー・スコット監督が<br />
映画化した作品で、テロ組織とCIA、ヨルダン情報局との熾烈な情報戦（騙し<br />
合いとも言いますが）を描いた物語です。</p>
<p>近年のアクション/スリラー映画で悪役に描かれる事の多いCIAですが、本作も<br />
また然り。テロ組織壊滅のためなら部下の使い捨ても辞さない（もちろん、一般<br />
市民に犠牲者が出てもお構いなし）という冷酷非情かつ身勝手な一面を見せて<br />
おります。</p>
<p>その無慈悲な作戦を立案するCIA局員ホフマンをメタボ体型のラッセル・クロウが<br />
演じているのですが、このキャラが実に憎たらしい（笑）。自分自身はアメリカ国内の<br />
安全な場所から動かず、家事とか子供の送り迎えをしながら、衛星電話を使って<br />
中東の&#8221;戦場&#8221;にいる部下のフェリス（レオナルド・ディカプリオ）に命令を送ったり<br />
するわけです。<br />
この部下のコキ使い方とか、ヨルダン情報局に対する慇懃無礼な態度を見ていると、<br />
ホフマンというキャラクターはCIAのみならず、現代アメリカの「イヤな部分」を象徴する<br />
存在なのではないか、と思ってしまいます（他国の文化に全く敬意を払わないあたりが<br />
特に）。こりゃアメリカも嫌われるわ、と思わず納得。</p>
<p> </p>
<p>メジャースタジオ製作の娯楽映画で、こういうアメリカの暗部を赤裸々に描けるリドリー・<br />
スコット監督はやっぱりすごい人だなぁと思った次第。御年71歳になっても全然日和っ<br />
たりしていません。</p>
<p>レオ様とアンマン在住の看護婦アイシャのロマンスのシーンがイマイチ説得力に欠ける<br />
のを除けば、スパイ映画としてなかなか見応えのある作品に仕上がっているのでは<br />
ないかと思います。<br />
（これは監督の演出というより、ウィリアム・モナハンの脚本がマズいのでしょう）</p>
<p> </p>
<p>さて本作の音楽は、ここ最近リドリー・スコットの専属作曲家となっているマーク・ストレ<br />
イテンフェルドが担当しています。この方、ハンス・ジマーのアシスタントとして長く<br />
下積みをしていた作曲家なのですが、今回のスコアでは所謂&#8221;ジマー節&#8221;が全く登場<br />
せず、重低音を効かせたシブイ音楽を披露しています。</p>
<p>ストレイテンフェルドの前作『アメリカン・ギャングスター』(07)も相当シブイ音楽でしたが、<br />
あの映画の「フランク・ルーカスのテーマ」が中近東テイストになったスコアとイメージして<br />
頂けると分かりやすいかと。キャッチーさには欠けますが、中東由来の楽器とリズム隊の<br />
重厚なグルーヴが心地よい酩酊感を生み出しており、何度もリピートしてCDを聴いて<br />
いると、このドンヨリしたサウンドがクセになって参ります。エスノ・サウンドに興味が<br />
ある方にオススメ。</p>
<p> </p>
<p>ちなみにストレイテンフェルドは作曲のインスピレーションを得るために、映画のロケ地<br />
であるモロッコへ行ったそうなのですが、「中東が舞台の映画なのに、モロッコに行って<br />
リサーチになるの？」と思った方もいらっしゃるかと思います。実際、私もライナーノーツを<br />
書いていてそう思いました（笑）。</p>
<p>まぁ、単身アンマンへ行くのは危険だったでしょうし、モロッコはアフリカとはいえアラブ<br />
文化が入ってきている国でもあるので、リサーチには事欠かなかったのでしょう。多分。</p>
<p>ちなみに本作のエンドクレジットではGuns N&#8217; Rosesの新曲&#8221;If The World&#8221;と、ストレイ<br />
テンフェルド、マイク・パットン、サージ・タンキアンの３人による書き下ろし曲&#8221;Bird&#8217;s Eye&#8221;が<br />
フィーチャーされています。この２曲はサントラ盤未収録ですが、&#8221;If The World&#8221;はガンズの<br />
新譜&#8221;Chinese Democracy&#8221;で、&#8221;Bird&#8217;s Eye&#8221;はiTunes Music Storeで聴く事が出来ますぞ。</p>
<p> </p>
<p>国内版サウンドトラックCDはランブリング・レコーズより発売中。</p>
<p>『ワールド・オブ・ライズ』オリジナル・サウンドトラック<br />
音楽：マーク・ストレイテンフェルド<br />
品番：GNCE7038<br />
定価：2,625円</p>
<p> </p>
<p>　　　</p>
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