• サントラ, 映画ネタ 2011.07.19 コメントは受け付けていません。

    law abiding citizen 

    暴漢に妻子を殺された男クライド(ジェラルド・バトラー)が、復讐の鬼と化す社会派アクション・サスペンス映画。

     

    とは言っても、殺人犯2人組への復讐は映画が始まって26分くらいで完遂してしまうので、本題はそのあと。クライドは主犯格の男を司法取引で減刑させたエリート検事ニック(ジェイミー・フォックス)と裁判関係者、そして矛盾だらけのアメリカの司法制度に対しても、私財をなげうった10年がかりの壮絶な報復を実行していきます。この報復計画ってのがかなり壮大なので、いささか現実味にかける気がしないでもない。

    ジョン・グリシャム原作の映画とかだったら、もっと社会派的な視点からドラマを描くと思うのですが、何しろ監督が『ミニミニ大作戦』、『ブルドッグ』(共に03)のF・ゲイリー・グレイで、脚本が『リベリオン』(02)のガン=カタ・マスター、カート・ウィマーなので、中盤以降の展開は完全にバイオレンス・アクション。バトラーの『300』(07)や『GAMER』(09)仕込みのスパルタンな処刑っぷりが堪能出来ます(1箇所本気でビックリさせたれた処刑描写があった:笑)。ムショの中にいるクライドがなぜ大がかりな復讐計画を実行出来るのか、というのがミソなわけですが、ネタバレは無粋なので詳しくは割愛。いろいろ推測しながら本編をご覧になってみて下さい。

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  • 映画ネタ 2011.05.13 コメントは受け付けていません。

    gamer_wp

     
    『アドレナリン』(06)で注目されたエクストリーム系ゲーム脳監督コンビ、マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラーの新作映画。遅ればせながらDVDを借りて観た。

     

    「囚人が生死を懸けたゲームに参加させられる」というストーリーで、話のノリとしてはシュワルツェネッガーの『バトルランナー』(87)とほとんど同じ。異なる点は「生死を懸けたゲーム」がTV番組でなくオンラインゲームである事と、囚人は自分の意志でも動けるけれども、ある程度はゲームプレーヤーに操作されるようになっているという事。あとはネヴェルダイン&テイラーの映画なので、エログロ描写が『バトルランナー』なんかの比じゃない事。

    それにしても、『スレイヤーズ』で死刑囚がバトルゲーム30回勝ち抜きで釈放なのはまだいいとして、一般囚が一定の動作しかできない障害物キャラ(道路を往復するだけとか、バイクに乗ってウロウロするだけとか)で銃撃戦のど真ん中に放り込まれるのは扱いがヒドい気がする。その代わり1ゲームだけ生き残れば釈放って設定だったと思うけど、あの状況じゃまず生き残れないでしょ。

     

    この映画、ヴィジュアル・デザインをyU+co.(『300』(06)とか『ダレン・シャン』(09)のタイトルデザインを手掛けたチーム)が担当しているので、『スレイヤーズ』の画面表示とか、セカンドライフチックな『ソサイエティー』のヴィジュアルは割とスタイリッシュにまとまってます。見所はそれぐらいかな・・・。ハッキリ言って中身はカラッポなので。

     

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  • サントラ, 映画ネタ 2009.03.12 コメントは受け付けていません。

     

     
    東京から戻ってきてから、毎年恒例の花粉症の症状が出て来てしまいました。
    どうもこの前の東京は花粉の飛散量が多かったらしく、花粉をたんまり
    吸い込んで仙台に帰ってきてしまったらしいです。

    これから拷問のような日々が続くのだなぁ、と思うとちょっとユーウツです。

     

    ま、それはさておき、先日『ロックンローラ』(08)を観て参りました。

     

    マドンナと結婚してすっかりダメになってしまったガイ・リッチー監督の復活作!
    ・・・として知られる同作ですが、何だか海外での前評判の割には、日本では
    いつの間にか公開日が決まっていて、さしたる宣伝もないままガーデンシネマで
    上映されていたような気がします。勿体ないなぁ。面白かったですよコレ。

    お話の構成はいつもの通り。ロンドン不動産ビジネスの大金を巡って、マフィアの
    ボス・レニー(トム・ウィルキンソン)とその腹心アーチー(マーク・ストロング)、
    胡散臭いロシア人実業家(カレル・ローデン)とその会計士ステラ(タンディ・ニュー
    トン)、街のチンピラ・ワンツー(ジェラルド・バトラー)とその仲間たち、そしてヤク
    漬けのロックスター・ジョニー(トビー・ケベル)がてんやわんやの大騒ぎ(←死語)を
    繰り広げるという感じ。

     

    「何の接点もないキャラ同士が、やがて1つの事件で繋がっていくストーリー」、
    「複雑にこんがらがったプロットを整理するクールなナレーション」、「ガチャガチャ
    したカメラワーク」、「イカす音楽」。もう、やってる事はほとんど『ロック・ストック&以下略』
    とか『スナッチ』(00)と全く同じ。

    でも、これがいいんですな。だって、マドンナが主演ってだけでアレだった『スウェプト・
    アウェイ』(02)とか、カバラ神秘主義にドップリ浸かってヤバ気な出来だった『リボ
    ルバー』(05)とか、正直イマイチだったんだもん。「こんなガイ・リッチー映画は観たく
    ない!」と誰もが思ったはず。

    だから、こうして原点回帰してくれたのは素直に嬉しい。これなら次回作の『Sherlock
    Holmes』(09)も期待していいような気がします。

     

    キャストでは、ガキ大将がそのまま大人になったようなジェラルド・バトラーの演技が
    なかなかいいですな。『P.S. アイラヴユー』(07)のやんちゃなダメ亭主が更にダメに
    なった感じ(笑)。何か、この人が女性ファンに人気がある理由が分かった気がする。
    こういうガキ大将っぽいところが母性本能をくすぐるんだろうな、きっと。

    あと、マーク・ストロングは最近売れてますね。前日に観た『バビロン A.D.』(08)にも
    出てましたよ。『ワールド・オブ・ライズ』(08)とか『リボルバー』にも出てましたしね。
    確かにダンディーな感じでカッコいいよなぁ。「細身のアンディ・ガルシア」って感じかな。

     

    サウンドトラックもナイスなコンピレーション。オープニングで派手に流れるBlack Strobeの
    「I’m A Man」とか、ジョニーがクラブの用心棒をブチのめすシーンのThe Subwaysの「Rock &
    Roll Queen」なんかはアッパーで最高。ワンツーとロシア人2人組のアクション・シーンの
    The Hives「The Stomp」からThe Scientists「We Had Love」への流れなんて、映像との
    見事なハマりっぷりに脱帽です。笑えるんだけどカッコイイというか。

    特筆すべきは、若い頃のジョニーがThe Clashの「Bank Robber」を鏡の前で歌っていて
    義父のレニーに折檻されるエピソードですかね。子供なのに選曲が実にシブイ(笑)。
    こうしてみると、確かにジョニー・クイドこそ真のロックンローラですな。

     

    未見の方は観ておいて損はないですぞ。

    3月17日追記:『ロックンローラ』のサントラ盤は、Universal Musicからリリースになってます(輸入盤)。

     

        

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  • My Works, サントラ, 映画ネタ 2008.10.23 コメントは受け付けていません。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    先週18日から映画『P.S.アイラヴユー』(07)が公開になったので、本日はそのお話。

    アイルランド元首相のご令嬢、セシリア・アハーンの処女小説の映画化作品で、主演はヒラリー・スワンクとジェラルド・バトラー。監督/脚本は『マディソン郡の橋』(95)の脚色を担当したリチャード・ラグラヴェネーズ。

    最愛の夫ジェリー(バトラー)を亡くしたホリー(スワンク)が、亡き夫から届けられる「消印のない手紙」によって生きる力を取り戻していくというストーリー。こういう映画は”いかにも”な美男美女をキャスティングすると観ている側はシラケてしまいますが(『スウィート・ノ○ンバー』とか…)、「絵に描いたような美女&二枚目」とはちょっと違う感じのスワンクとバトラーが演じる事でキャラクターに親しみやすさが出たのではないかな、と思います(ジェリーみたいな奔放な旦那さんは現実にも結構いそうな気がする)。

     

    さてこの映画のサントラ盤は劇中で使用されたヴォーカル曲をコンパイルした「コンピ盤」と、ジョン・パウエルが書き下ろした背景音楽を収録した「スコア盤」の2種類がリリースになっておりますが、今回ご紹介するのは「スコア盤」の方です。

    パウエルはアクション映画の音楽で有名ですが、数こそ少ないものの『アイ・アム・サム I am Sam』(01)のようなヒューマンドラマでもいい仕事をしてくれてます。

    オーケストラにアコースティック・ギターの柔らかな調べを乗せて、ハートウォーミングで甘く切ないメロディーを全編に渡って聴かせてくれているんですが、これがもう最高。癒されます。就寝前とか、入浴中とか、午後の昼下がりのBGMなんかに最適なのではないかと。リラクゼーション・ミュージックをお探しの方にオススメ。

    CDはランブリング・レコーズより発売中。

     

    オリジナル・サウンドトラック・スコア『P.S.アイラヴユー』
    音楽:ジョン・パウエル
    品番:GNCE7030
    定価:2,625円

    個人的にはぜひぜひ国内盤をお買い求め頂きたいと思います。

        

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