• My Works, サントラ, 映画ネタ 2011.09.18 コメントは受け付けていません。

     fast five_score

     

    『ワイルド・スピードMEGA MAX』(11)の音楽を手掛けたのは、ジャスティン・リン監督の”ダチ”とでも言うべき作曲家のブライアン・タイラー。このシリーズには『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06)、『ワイルド・スピードMAX』(09)に続いての登板。

    例によってスケール感のあるオーケストラにロック楽器(ギターとかドラム)をミックスしたド派手なスコアを聞かせてくれているのですが、今回はブラジル音楽の要素を大胆に導入しているのがポイント。ドラムスとパーカッションを聞かせたノリのいいサウンドがなかなか新鮮。

     

    打楽器をふんだんに使ったスコア、というと真っ先に思い出されるのがジョン・パウエルではないかと思うのですが、ノリ的には彼の『ナイト&デイ』(10)とか『ミニミニ大作戦』(03)あたりの音楽に近い。本作のタイラーの場合、それに加えてロック、ヒップホップ、エレクトロニカなどの音楽もガンガン取り入れてます。「ロック感覚で聴けるオリジナル・スコア」という感じで、一見さんにも敷居の低いスコア・アルバムに仕上がってます。映画を見たら、「ああ、そういやあの場面の曲ノリノリだったなー」みたいな感じで、スコア盤が欲しくなるようなサウンドではないかと思います。

    私事で恐縮ですが、今年の夏はライナー原稿を書き終えてからもこのサントラを聴きまくりました。何度聴いても飽きないんだ、これが。

    Read more…

    Tags: , ,

  • サントラ, 映画ネタ 2011.07.19 コメントは受け付けていません。

    law abiding citizen 

    暴漢に妻子を殺された男クライド(ジェラルド・バトラー)が、復讐の鬼と化す社会派アクション・サスペンス映画。

     

    とは言っても、殺人犯2人組への復讐は映画が始まって26分くらいで完遂してしまうので、本題はそのあと。クライドは主犯格の男を司法取引で減刑させたエリート検事ニック(ジェイミー・フォックス)と裁判関係者、そして矛盾だらけのアメリカの司法制度に対しても、私財をなげうった10年がかりの壮絶な報復を実行していきます。この報復計画ってのがかなり壮大なので、いささか現実味にかける気がしないでもない。

    ジョン・グリシャム原作の映画とかだったら、もっと社会派的な視点からドラマを描くと思うのですが、何しろ監督が『ミニミニ大作戦』、『ブルドッグ』(共に03)のF・ゲイリー・グレイで、脚本が『リベリオン』(02)のガン=カタ・マスター、カート・ウィマーなので、中盤以降の展開は完全にバイオレンス・アクション。バトラーの『300』(07)や『GAMER』(09)仕込みのスパルタンな処刑っぷりが堪能出来ます(1箇所本気でビックリさせたれた処刑描写があった:笑)。ムショの中にいるクライドがなぜ大がかりな復讐計画を実行出来るのか、というのがミソなわけですが、ネタバレは無粋なので詳しくは割愛。いろいろ推測しながら本編をご覧になってみて下さい。

    Read more…

    Tags: , ,

  • サントラ, 映画ネタ 2011.07.01 コメントは受け付けていません。

    skyline

    巷で賛否真っ二つに分かれている(やや否定派優勢かも)『スカイライン -征服-』(10)を観てきた。

    なるほど、こういう映画だったのか。
    個人的には結構楽しんで観ちゃったんですけど、ダメなのかな?

    Read more…

    Tags: , , , ,

  • サントラ, 映画ネタ 2011.01.16 コメントは受け付けていません。

    unstoppable

     

    いやー面白かったなぁ。リドリー兄貴に比べると「映像テクニックだけで中身が空っぽ」と言われる事の多いトニー・スコットですが、この『アンストッパブル』(10)は非常によく出来てます。トニー・スコット好きとしては、この映画が高評価で嬉しい限り。

     

    映画の内容は「有毒物質を積んだまま無人で暴走する列車を止めろ!」というシンプル極まりない筋立てなのですが、そのぶん日常的に映画を見ないライトな観客層にも面白さをアピールする要素があるし、話が余計な方向に脱線しないので、展開がスピーディーで無駄がないのです。

    例によってトニー・スコット名物のブン回すようなカメラワークとかガチャガチャした編集もあるのですが、『ドミノ』(05)とか前回の『サブウェイ123/激突』(09)に比べると、かなりケレン味を抑えた映像になってました。ホンモノの列車やヘリを使ったアクションがウリの映画だから、リアルな質感を出すためにあまり映像に手を加えないようにしたものと思われます。

     

    Read more…

    Tags: , ,

  • My Works, サントラ, 映画ネタ 2009.10.08 コメントは受け付けていません。

    fast and furious

     

    ・・・というわけで、本日は『ワイルド・スピードMAX』の音楽についてのお話です。
    音楽といっても、ここでご紹介するのはオリジナル・スコア。歌モノではありません。

     

    スコアの作曲を担当したのは、近年「アクション映画の音楽ならオレに任せろ!」ってな
    フィルモグラフィをモノにしてしまっている作曲家、ブライアン・タイラーです。

    前作『TOKYO DRIFT』(06)に続いての登板という事で、彼はこのシリーズで初めて連続
    登板を果たした作曲家という事になりました(1作目はBT、2作目はデヴィッド・アーノルド、
    3作目はタイラー・・・と、監督が代わる度に作曲家も毎回変わっていたのです)。

     『TOKYO DRIFT』のスコア盤リリースの時、ライナーノーツ用にタイラーさんにインタビュー
    したのですが、あの時は映画音楽家というよりロックバンドのあんちゃん的なノリでいろいろ
    語ってくれました。とはいえ、まぁ年に4、5本の映画音楽を担当する多忙な人だし、さすがに
    今回は忙しいだろうなーと思いつつ取材のアポを取ってみたら、意外とあっさりOKが出ました。
    素晴らしい。

     

    ・・・というわけで、今回も国内版スコア・アルバムのライナーノーツ用に「(音楽を担当する
    映画の)作品選びのポイント」、「ジャスティン・リン監督との出会い」、「タイラーが語る
    『ワイルド・スピードMAX』の音楽」・・・という感じでいろいろ語ってもらいました。

    例によって、詳しくはランブリング・レコーズからリリースになった国内盤をお買い求め頂いて、
    拙稿に目を通して頂ければと思います。こういう俗っぽい映画でも、結構いろいろ考えたり
    分析したりして作曲してるんだなーという事がよく分かるお話でした。

     しかも、インタビューから数週間後に「〆切りには間に合ったかな?」なーんて気を遣って
    くれるナイスガイっぷりも見せてくれました。こういう気遣いがとっても嬉しい今日この頃。

     

    さて今回のスコア。サウンド的には『TOKYO DRIFT』と同様、タイラーさんが演奏する
    ラウドなギター、ドラム、ベース、シンセサイザーにオーケストラを組み合わせたハード
    ロック調のスコアです。いわゆるアクション映画における「タイラー節」ってやつでしょうか。
    『TOKYO DRIFT』ではかなり鳴らしまくってましたが、今回もかなりイッちゃってます。

    一部で「『TOKYO DRIFT』との違いが分からん」という意見もありますが、よーく聴くと
    音楽のトーンが微妙に異なります。何と言っても、今回はスコアでも「笑い」の要素がない。
    前作のサントラだと、例えば”Hot Fuji”とか”Sumo”あたりのスコアは若干コミカルな要素が
    ありましたが、今回は全体的にシリアス仕様になってます。

     

    さらに今回はカーアクション・シーンで既製のヒップホップとかハードロックではなく、タイラー
    さんのスコアで盛り上げてくれるのがスコア・ファンとしては嬉しいところ。映画冒頭の
    タンクローリー襲撃シーンの”Landtrain”、道路封鎖なしのストリート・レース時の”Dom vs
    Brian”、メキシコ国境の隠しトンネル内を疾走するシーンの”Tunnel”など、タイラーさんの
    激アツ・スコアが炸裂。多分、本作がシリーズで一番スコア比率の高い作品なんじゃないかと
    思います(歌モノはパーティーのシーンとかで使ってます)。

     

    個人的には、アルバムの中でもイカレ系な感じの”Outta Sight”や”Fast and Furious”が
    ラウドかつノイジーでお気に入り。メロディーを堪能したい方はメインテーマをフィーチャーした
    “Suite”をどうぞ。78分近くスコアをCDに収録しているので、そういう意味でもお得な感じです。

     

    『ワイルド・スピードMAX』オリジナル・サウンドトラック・スコア
    音楽:ブライアン・タイラー
    品番:GNCE7061
    定価:2,625円

     

      

    Tags: , ,

カレンダー

2012年2月
« 1月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829  

Search

月別アーカイブ

Available Now!

Eliot Lewis / 6 & One
Average White Bandの元メンバー、そして現在はホール&オーツのサポートで活躍するマル チ・ミュージシャン、エリオット・ルイスのニューアルバムが日本初登場!(2/23発売) amazonで購入するにはコチラ! TOWER RECORDSで購入するにはコチラ!
iTunesで購入するにはコチラ!6 & One - Eliot Lewis

Also Available!

Charlie DeChant / Like the Weather
ダリル・ホール&ジョン・オーツ・バンドの名サックス・プレイヤー、チャーリー・デシャントの2ndオリジナル・アルバム! スムース・ジャズ/フュージョン系の流れを汲む、スタイリッシュでソウルフルな全13曲。

amazonで購入するにはコチラ!

iTunesで購入するにはコチラ!Like the Weather - Charlie DeChant

Unleash the FOZZY!!

FOZZY / Chasing the Grail
WWEのスーパースター、クリス・ジェリコのハードロック・バンドが5年ぶりのニューアルバムをリリース!日本盤のみボーナストラックを2曲追加して4月14日いよいよ発売!

amazonで購入するにはコチラ!
iTunes Music Storeで購入するにはFozzy - Chasing the Grail - アンダー・ブラッケンド・スカイズから!