リーアム・ニーソン主演のサスペンス映画。
当初は『身元不明』の邦題で公開する予定だったものの、東日本大震災の影響(どんな影響かはご想像にお任せします)で、急遽原題の『アンノウン』に変更になりました。
こういう事態になる前から、『身元不明』というタイトルは何だかリアルに不吉な響きがあって正直ビミョーだと思っていたので(チケット売り場で「”身元不明”一般1枚下さい」と言うのもちょっと・・・)、原題に戻して正解だったと思います。
2006年にジム・カヴィーゼルやグレッグ・キニアが出演した同名タイトルの密室サスペンス(これも割と面白かった)があるのですが、まぁタイトルが被ってしまってもこの場合致し方ないという事で。
で、こっちの『アンノウン』について。
一時的に記憶を失った男が、不可解な事態に翻弄されながらも自分自身を取り戻すというお話という事で、ノリ的には『フランティック』(88)と『トータル・リコール』(90)、『ボーン・アイデンティティー』(02)をミックスしたような感じで、なかなか面白かった。例によって終盤には大ドンデン返しというか”オチ”があるわけですが、そのオチが分かった上で序盤のリーアム・ニーソンとジャニュアリー・ジョーンズ夫妻の会話を思い出してみると、「あぁ、確かにつじつまの合う事を言ってるな」と思ったり。
オチとしてはかなり強引な部類に入ると思いますが、その展開に説得力を持たせているのがニーソンの演技力や真摯な佇まいという事になると思います。この人だからマーティン・ハリスというキャラに真実味を与えられるわけで、もしニコラス・ケイジやトム・クルーズあたりがマーティンを演じてしまうと、本人のキャラが濃すぎてストーリーが作り物っぽくなってしまう。












