• サントラ, 映画ネタ 2009.07.11 コメントは受け付けていません。

     
    数日前にeiga.comのゴシップ記事にぼーっと目を通していたら、

    全てはウィノナ・ライダーの妄想?『ヘザース』(89)続編はなしと監督が明言

    ・・・という見出し(記事)が視界に飛び込んで参りました。

     

    ま、映画のラストでJ.D.(クリスチャン・スレーター)は爆死しましたからね。続編を作るのは
    無理だし、そもそも続編を作っちゃいけないタイプの映画だよなぁ、と思っていたので特に
    驚きはしなかったのですが、マイケル・レーマン監督のコメントがちょっとイジワルな感じ。

     

    「ウィノナが続編の話を持ち出してくるのはいつものことで、(脚本家の)ダンも僕もそれを
    ジョークにしているぐらいなんだ」

     

    ・・・って、ネタにされてます。ウィノナさんカワイソすぎ(涙)。これじゃ映画の中のヘザースの
    イジメと何ら変わらないなぁ。大体、レーマンだって最近ロクな映画撮ってないじゃないの。
    数年前に奇行(=万引き疑惑)でキャリアにケチがついて以来、すっかり「ウィノナ=変人」
    というレッテルを貼られてしまってますが、あんまりイジメちゃいけませんって。それにしても、
    この調子だとウィノナさんの完全復活はまだまだ先になりそうだな・・・。

    そんなワタクシは20年来のウィノナ・ライダーのファンでございます、ハイ。

     

    ま、確かにこの方は昔から変わり者だったわけですが、80年代は「不思議ちゃん」系の
    役を演じると抜群にキュートでした。『ヘザース』も80年代ファッションに身を包んだ
    ウィノナさんはスーパー可愛かったし、自身の実体験をそのまま演技に転化させたような
    「いじめられっ子」ベロニカ・ソーヤー役も最高にハマってました。日頃の恨み辛みを日記に
    書き殴る描写とか、文系女子のダークな一面を垣間見た気がしました(笑)。

     

    で、ベロニカに屈折した愛情(?)を抱くJ.D.役のクリスチャン・スレーターがまたいいんだな。
    アナーキーで悪魔的な魅力を持つ危険な男を好演してます。

    コイツがヘザースの片割れとか、ベロニカに恥をかかせたフットボール部のいけ好かない
    上級生をブッ殺しちゃあ自殺に偽装するんですが、どんなにイヤな奴でも自殺(ホントは違う
    わけですが)した途端、学校中が彼らを聖人君子のように扱い始める、というくだりが何とも
    風刺が効いております。偽善をあざ笑う究極のブラックユーモア。これがなかなか的を射ている
    から、この映画は面白い。「笑える」のではなく「興味深い」という意味での面白さなのですが。

     

    ま、ブラックなテーマはさておき、ウィノナ・ライダーが抜群にカワイイので、それだけでも
    必見の映画でしょう。

     

    そういえば、その後スレーターは『ベリー・バッド・ウェディング』(98)で「もしもJ.D.が大人に
    なったら?」みたいなキャラを演じてましたが、カルト的人気を得た『ヘザース』と違って、
    こっちの映画は酷評されましたなぁ。ま、叩かれるのも無理もない内容だったわけですが。

     

    さて『ヘザース』の音楽は、デヴィッド・ニューマンが担当しております。トーマス・ニューマンの
    1歳違いの兄・・・なのですが、アカデミー賞常連の弟に比べると、どうにも作品に恵まれない
    気の毒な人です。『愛に翼を』(91)とか『ブロークダウン・パレス』(99)とか、佳作も結構多いん
    だけどなぁ。

    『ヘザース』では、いかにも「80年代の音」といった感じのシンセ・スコアを鳴らしています。
    J.D.のためのライトモチーフでハーモニカを使っているのがポイントでしょうか。チープな
    シンセ・サウンドが結構聴いていてクセになり、個人的には好きな一枚です。

     

    確か中古CD屋で偶然見つけて580円くらいで買った記憶がありますが、いい買い物でした。
    (最近見かけませんしね)

     

      

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  • Favorite Music 2009.07.07 コメントは受け付けていません。

     
    今週はレーベルの決算報告書を作ったり領収書の整理をしたりでモーレツに
    忙しくなってしまったので、本日のブログはお休みさせて頂きます。

     

    Daryl Hall & John Oatesの名曲”Out of Touch”のノーテンキかつシュールな
    PVでお楽しみ下さい。

     

    そういやこの曲、『グランド・セフト・オート バイスシティ』のラジオ曲Flash FMでも
    フィーチャーされてましたっけ。いつ聴いてもノれる曲です。

    見所はオーツさんのアクロバティックな側転シーン(3:40頃)。

     

       

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  • サントラ, 映画ネタ 2009.07.03 コメントは受け付けていません。

     

    先日、お世話になっているEMIミュージック・ジャパンのMさんからニューリリース情報の
    メールが来まして、何かと思ったらAlice in ChainsのVirgin移籍&ニューアルバム
    発売のお知らせでした。

    おぉ、去年のGN’Rに続いて今年はアリチェンか!とちょっとコーフン。そんなわけで、
    アリチェンが楽曲提供しているキャメロン・クロウ監督作『シングルス』(92)を久々に鑑賞。

     

    映画の公開当時「イカす音楽とファッションの発信地」として脚光を浴びていたシアトルを
    舞台に、6人の独身男女の恋愛模様をユーモラスに描いた作品です。個人的には『セイ・
    エニシング』(89)と並ぶクロウ監督の傑作ではないか、と思うのですがどうでしょう。

     

    主なキャストはマット・ディロン(ロックバンド「シチズン・ディック」のリーダー・クリフ)、
    ブリジット・フォンダ(クリフのガールフレンド、ジャネット)、キャンベル・スコット(運輸省で
    超特急パーク&ライド計画に携わる公務員スティーヴ)、キラ・セジウィック(環境保護
    委員会の職員リンダ)などなど。

    主役はスティーヴとリンダなんですが、サブエピソード担当のクリフとジャネットが実に
    いい味を出しておりまして、クリフに愛されたいが故に、豊胸手術をしようかどうしようかと
    思い悩むジャネットが最高に可愛いのです。

    そんな彼女も、今やダニー・エルフマン夫人・・・。時の流れを感じます(涙)。

     

    ちなみにジャネットに豊胸手術を思いとどまらせる美容整形外科の医者を演じているのは
    ビル・プルマン。他にもティム・バートン監督や『エイリアン』(79)のトム・スケリット(シアトル
    市長役)、『スモーキン・エース』(07)のジェレミー・ピヴェン、『キリング・ゾーイ』(93)の
    エリック・ストルツ(パントマイム芸人役)等もカメオ出演してます。ストルツは当時
    ブリジット・フォンダの恋人でした。

    余談ですが、スティーヴのパーク&ライド計画は環境問題が取りざたされている今だったら、
    絶対政府からゴーサインが出る企画だよな、と思いました。映画ではシアトル市長から
    ダメ出しを喰らって、スティーヴは失意のあまり辞職しちゃうんですよねー。気の毒すぎる。

     

    ま、そんなこんなでこの映画の音楽なんですが、これがまたロック好き垂涎のサントラ
    というか何というか、すごい顔ぶれが揃ってます。

     

    まず、主題歌とスコアを担当しているのが元リプレイスメンツのPaul Westerbergという
    のが素晴らしい。主題歌の”Waiting for Smoebody”と”Dyslexic Heart”は
    キャッチーで最高。

    劇中シチズン・ディックのメンバーとしてPearl Jamのエディ、ジェフ、ストーンが顔を
    出しているほか、彼らは未発表曲”Breath”、”State of Love and Trust”も提供。
    そのシチズン・ディックの持ち歌”Touch Me I’m Dick”を作曲したのはMudhoney。
    「ベルギーでは売れている」バンドだそうです(クリフ談)。

     

    で、肝心のAlice in Chainsですが、”Would?”と”It Ain’t Like that”をライブハウスの
    シーンで熱唱してます。これがまたグランジィかつハードロックな感じでイカすんだな。

    懐メロも結構使われてますが、中でも最高なのはリンダとスティーヴのロマンティックな
    ひとときを演出するジミヘンの”May This be Love”でしょう。さすがキャメロン・クロウ、
    ここぞという時の懐メロの使い方が相変わらずウマいです。

    劇中で使われた約30曲のうち、サントラ盤にはシアトルのグランジ勢の曲を12曲+
    ジミヘンの曲を1曲収録。

     

    映画公開当時は「流行最先端の音が詰まったアルバム」だったわけですが、今は
    「90年代のあの頃」を振り返る1枚として、また違った面白さが味わえるサントラに
    なっているのではないかと思います。中古CD屋で見かけたら即保護しましょう。

     

    ちなみに国内盤を買っても歌詞・対訳は載ってません。残念。

     

       

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