• miamivice

     

    何というかまぁ、劇場公開時に中コケしてしまった作品ですし、TVシリーズが大好きだったファン(筆者含む)からすると何だかイマイチな感が拭えなかった劇場版『マイアミ・バイス』(06)ですが、さすが音楽マニアのマイケル・マンというか、音楽の選曲センスはなかなかだったのではないかと。

     

    サントラ盤収録曲もなかなかのラインアップではあるのですが、映画の印象的なシーンで流れたあの曲が入ってない! ・・・という事で、コアなマン・マニアの方(筆者含む)はiTunesやCDレンタルなどを活用して「完全盤」を作ってみるのもオツなものではないでしょうか。ちょうど夏に聴きたくなるようなアルバムですので。


    というわけで、まず元々のサントラ盤に収録された楽曲は以下の通り。
     

     1. In The Air Tonight – Nonpoint     
     2. One Of These Mornings – Moby & Patti LaBelle     
     3. We’re No Here – Mogwai     
     4. Sinnerman (Felix Da Housecat heavenly house mix) – Nina Simone     
     5. Auto Rock – Mogwai     
     6. Arranca – Manzanita     
     7. Ready For Love – India.Arie     
     8. Strict Machine – Goldfrapp     
     9. Pennies In My Pocket – Emilio Estefan     
    10. New World In My View – King Britt     
    11. Sweep – Blue Foundation     
    12. Anthem – Moby     
    13. Blacklight Fantasy – Freaky Chakra     
    14. Mercado Nuevo – John Murphy     
    15. Who Are You – John Murphy     
    16. Ramblas – King Britt & Tim Motzer     
    17. A-500 – Klaus Badelt & Mark Batson 

     

    Mogwaiの2曲はほとんどスコア扱い。Mobyの”Anthem”は、確か映画本編ではアルバム版と違うアレンジで使われていたような記憶があります。

    で、未収録曲についてなのですが、まずアルバムリリース時から「何でこの曲が入ってないんだよ!」とファンから不満の声が上がったのが、Jay-Z / Linkin Parkの”Numb/Encore”。予告編でガンガン流れた上に、映画でも本編開始早々クラブのシーンで使われた曲なのに、なぜ未収録だったのか。これはいわゆる「大人の事情」、権利関係というやつでしょう。

    同様に「大人の事情」でサントラに収録できなかったと思われるのが、Audioslaveの”Shape of Things to Come”と”Wide Awake”の2曲。”Shape of…”は映画本編でかなり印象に残る使われ方をしていたので、せめてこの曲だけでもアルバムに入れてほしかった。『コラテラル』(04)のサントラにはちゃんと”Shadow on The Sun”が収録されたのになぁ。

     

    あとはマイケル・マン映画恒例のスコアの使い回しで、『ヒート』(95)からエリオット・ゴールデンサルの”Fate Scrapes”、『コラテラル』(04)からJNHの”Daniel”を使ってます。”Daniel”は『コラテラル』のサントラに入っていなかったので、これは諦めるしかないか。

    意外なところでは、『ダニー・ザ・ドッグ』(05)からマッシヴ・アタックの”P is for Piano”をジョン・マーフィーにリアレンジさせて映画本編で使ってます。よほどこの曲が気に入ったのか。考えてみれば、マンは『インサイダー』(99)のラストでマッシヴの”Safe from Harm”を使っていたので、多分マッシヴ好きなのでしょう。

     

    このサントラで最も残念な点は、ジョン・マーフィーのスコアがほとんど収録されていない事。しかも、スピードボートで港に急行するシーンやコンバット・シューティングのシーンなど、アルバムに収録されてしかるべきカッコいいギターロック/シンセ系のスコアが見事に抜け落ちているのが悲しい。このあたりはサウンド的に最も近い『アーマード 武装地帯』(09)のサントラ盤あたりで代用するしかなさそうです。

    クラウス・バデルトとKing Britt、Mark Batsonはスコアの追加作曲を担当。相変わらず贅沢な作曲家の使い方をしています。

     

    用意するCDアルバム:

    Jay-Z/Linkin Park “Collision Course”
    Audioslave “Revelations”
    『ダニー・ザ・ドッグ』オリジナル・サウンドトラック
    『ヒート』オリジナル・サウンドトラック

    推定サントラ補完度:80%

      

    Posted by mol @ 1:11 AM

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